介護現場の管理者であれば、一度は経験しているはずです。
「明らかに問題がある職員がいる。でも辞めさせられない」
挨拶をしない、協調性がない、反発的な態度を取る。
それでも決定的な違反があるわけではない。
結果としてどうなるか。
周りの職員が気を遣いながら働くようになります。
「今日は機嫌がいいのか?」
「何か言ったら辞めると言われるのではないか?」
こうして現場は静かに崩れていきます。
目次
問題は“職員”ではなく“放置”にある
ここでまず押さえておきたいことがあります。
問題の本質は、その職員ではありません。
「分かっていて何もしていない状態」そのものです。
実際、多くの現場ではこうなっています。
- おかしいと感じている
- 周囲も気づいている
- でも具体的な指導をしていない
「様子を見よう」
「もう少ししたら変わるかもしれない」
しかし残念ながら、
何もせずに改善することはほぼありません。
放置すると起きる3つのリスク
① 良い職員から辞めていく
真面目な人ほど耐えられなくなる
② 組織の信頼が崩れる
「会社は何も見ていない」という空気
③ 問題行動が標準になる
やらない人が得をする環境になる
合法的に退職を促すための基本原則
感情ではなく「手順」で対応することが重要です。
① 事実を明確にする
- 挨拶ができていない
- 指示に従わない
- 協調性に欠ける発言
② 指導を行う
責めるのではなく、事実と期待を伝える
③ 改善の機会を与える
期限を決める(例:1週間後に再確認)
④ 改善しない場合は次のステップへ
配置変更・退職などを検討
管理者がやってはいけないこと
嫌われたくないから言わないこと
これは優しさではなく、
周囲の職員に対して不誠実です。
本当に守るべきものは何か
その人ではなく、組織です。
組織が壊れれば、全員が不幸になります。
まとめ
問題職員への対応は、正直しんどいです。
しかし放置すれば、もっと大きな問題になります。
「放置しない」ことが最大の優しさです。


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